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昭和34年、洞爺丸台風で甚大な被害を受けた大雪山一帯の風倒木を処理するため石狩川源流部の奥深くにわけいった造材作業員によって高原温泉が開かれた。当時の事を知る方の話では温泉が発見されると、作業宿舎が温泉付近に移され、時々やってくる登山客は宿舎の2階に泊まる事が出来たと言う。作業宿舎から高原温泉の歴史が始まった訳だ。登山口には高原山荘のみで他に宿泊施設はない。日帰り入浴は出来るが宿泊は予約なしでは難しい。◆上川町高原温泉 TEL:01658-5-3818
高原温泉に設立されたヒグマに関する情報の提供をする施設。パトロール員や登山者からの情報をセンター内に掲示してあり、温泉周辺のヒグマの状況がわかるようになっている。高原沼巡りはセンターが受付になっているので、ここで入林届けを済ませてからのスタートになる。また高原温泉一帯はヒグマが良く利用する場所でもあり早朝、夕方の入林は規制されている。当日のパトロールの情報によっては入山禁止や、コース一周できないなど入山規制やコースの規制がされることもあるので、高原沼巡りではセンター前の掲示は必ず確認のこと◆層雲峡ビジターセンター TEL:01658-9-4400
高原沼群は数万年前に断層に沿って高根ヶ原溶岩台地が、東側に崩落や地すべりした崩壊土塊の間の窪地に水がたまり、大小百個以上の沼ができ、その上を植物が覆い大雪の代表的な景観を作り上げた。見上げる稜線は直線状に続き、鋭く切立ち万年雪が見られる。この辺は雪解けが遅く下界は7月半ばでも、標高1200メートルの森は新緑の装いだ。つかの間の夏も過ぎると秋は早い、八月下旬には初霜、九月に入れば稜線上から紅葉の波が日に日にに下ってくる。紅葉のピークは九月中旬頃、すでに山の頂では純白の世界に移りつつある。大雪山で短い紅葉のピークを的確に捉えることは非常に難しい。紅葉のピークから少しずれても、高原沼巡りの旅は十分に大雪山の自然を堪能する事ができる。初夏の高原温泉も湿原の花や高山性の花が咲き競い魅力に溢れる自然がいっぱいの所です。
標高1200~1500メートル付近にある高原沼群は、日本の紅葉最前線と言われ、紅葉時は多勢の方が訪れる。コースは一周約6km、およそ3時間だが、写真撮影では倍の時間は必要です。ヒグマの活動で危険と判断された時は入山禁止や一部の沼巡りしかできないこともある。沼巡りの遊歩道は急斜面には階段、湿地には木道なども整備されつつあるが湿地やぬかるみ等もあり、滑りやすい所も多いのでお勧めは登山靴か長靴。この旅も左まわりのスタートだ。入山時間は7:00~13:00 下山時間15:00までに。入山期間は6月下旬~10月上旬迄
土俵沼は特徴ある形から名前が付けられている。周囲は赤蝦夷松とナナカマド多いが高根ヶ原が正面に見えます。バショウ沼には文字どうりミズバショウが見られる所から付いた名前。初夏も湿原特有の植物や草花で楽しめる。
赤エゾ松の林に囲まれた明るい雰囲気の沼だ。彼方の稜線も秋には色鮮やかだ。登山道もこの辺までは割と整備されているが、この先はワイルドな道になる。観光バスで団体で来た方は滝見沼か緑の沼で殆どが引き返すのでこの先は割と静かに楽しめる。沼の中に延びる緑が特徴です。
赤エゾ松の林に囲まれやや暗い感じはあるが、沼巡りコースの中では、当たりはずれのない紅葉が見られる。紅葉は大学沼と並んで最もきれいな所かもしれない。赤エゾ松の陰に隠れて目立たないが、稜線の間から落ちる滝がある。
昔は山道に温泉が流れているとこがあったが今はわずかに小さな噴気口が有る。硫黄の噴気が見られ高原温泉がこの周辺一帯の地名ということを納得させられる。周辺は白樺にナナカマドが混じっている。鴨沼周辺にはナナカマドが多い。この辺から登りは徐々にきつくなってきます。
エソ沼の手前、急斜面の登り口に小さな沼が二つあるも、名前の方は解らないので取りあえず円沼として扱った正式な名前が有る様にも思えない。近くに高原沼群の代表的な沼が控えているため注目度は低いがまん丸な形が面白い。周囲は樺の木が多くナナカマドは少くなめです。
高い所から見るとどことなく北海道地図に似た形をしている。独特の色合いで深さを感じさせる湖面にカバの幹の白とナナカマドの赤が映えて、神秘的な雰囲気の沼。高山特有のひれ伏した樺の木も多くなりツツジ科の植物も多くなる。この沼は湖畔から見ても、沼の上から見ても絵になる沼で、写真マニアには人気が有ります。色合いやコントラストも絶妙で、映り込みは上から見た方が良い。
独特の雰囲気と見え隠れする高根ヶ原の稜線が綺麗だ。水際のナナカマドの赤は鮮烈、ひれ伏した樹木なども高山の風格を物語るものだ。この辺から樺よりナナカマドが多くなり、ツツジ科の樹木も次第に多くなってくる。またここから石狩の山が見えている。大きな木はこの辺から少なくなってくるので水面の映り込みは待つ事も。
這松の絨毯のような緑、水際のナナカマドの鮮やかな赤樺の明るい黄色、高根が原に続く断崖に残る万年雪の白が絶妙に配置された景観は絶景。条件が良ければ高原沼群では一番綺麗と思うが、標高の高さ故に、紅葉はその年によって当たり外れがある。新緑の季節は文句なしに一番。
沼の正面にそびえる緑岳と、それに続く高根が原の色とりどりの斜面が一気に高原沼に落ち込む景観が壮大だ。コースがここまであいていることは数少ないが、ここまでこられたら運が良いと思うしかない。高原沼はカルデラ湖の様な雰囲気があり、湖面もどこか神秘的な感じがする。
コース最後で最大の沼、周囲を原生林に囲まれている割には明るい。赤松の深い緑に黄色や赤が浮き上がって見え水面には原始の森と鮮やかな色彩を映している。ただ秋には水が少なくなっている事もある。紅葉に関しては定評の有るところだが、年に何回かと言うほどに滅多にコースが開かない殆ど開かずの間となっている。登山コースの中では、ここだけは長靴が絶対有利。
紅葉最盛期は自動車の規制が有るが平日は基本的に通行可能となっている。装備は登山に準じるが再奧まで行く予定ならば靴底の厚めな長靴が良いがどこまで行けるかは運次第、泥よけのスパッツは有ると便利。
交通手段マイカー・層雲峡よりハイヤーの利用、層雲峡より車で約1時間。道は狭い。
装備軽登山スタイルで防寒対策を十分に。熊よけのお守りで鈴を持参すること
宿泊高原山荘一件のみ
規制期間九月中旬~下旬の週末と祭日の自動車乗り入れ、確認は上川町商工観光課へ
交通規制大雪湖畔から高原温泉までマイカー規制、それに伴って有料のバス運行される
コース約3時間30分
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