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永山岳の高山植物と滝の出会に期待し愛山渓へ。登山口に駐車、車中で仮眠、起きると愛別岳の鋭い頂上が見え今日は期待出来そうだ。今日は山開きだと言うが登山者と思われる車は2台と少ない。滝見と高山植物の花々、当麻岳経由沼の平コースを目標に出発。滝までは展望もなくただ歩くだけ。村雨の滝も昇天の滝もて水量が多く豪快だが、下部は雪渓に埋まり全容は見えない。紅葉の季節もかなりいけそうだ。滝を過ぎると雪渓が時々時々出て来るようになる。沼の平への分岐点を過ぎると斜面一面が雪渓に埋まり植物はまだ芽吹き寸前の状態だ。雪の斜面をルートを外れないように注意しながら進む。雪渓に入ってから眼下に広がる沼の平の眺めも少しずつ広がってくる。雪の白と沼の青、新緑前のくすんだ緑のコントラストが湿原に微妙な文様を刻んでいる。ハイマツ帯と岩礫の道入ると花も時々咲いている。黄花シャクナゲはこの高さではそろそろ終わりのようだ。天気は快晴、日差しが強く遙か遠く旭川まて見えている。お花畑で一番先に目にしたのがヒメイソツツジついで、濃い赤紫のエゾノツガザクラの群落やウラジロキンバイ、イワヒゲ、イワウメ、チングルマ、エゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、コケモモ、コメバツガザクラなどだがいずれも開花直前という感じで開花全開まであと一週間位か。ベンチのおいてある銀名水近くで長い休憩を取った後、再び写真を撮りながらすすむ。やがて銀名水の水場を過ぎ急斜面の火山灰と岩礫の道をジグを切って登り切ると永山岳頂上だ。眼前に愛別岳の鋭峰と眼下に鋭く切れ込んだ地獄谷の景観は凄まじいものがある。その愛別岳も今日の予定に入っているのだが、だめなら途中で引き返そうと思いながら国立領から安足間岳を経て安足間分岐、比布岳を目指して進む。比布岳手前、愛別岳分岐から痩せ尾根を目掛けて、火山灰と礫のザレ地の急斜面を滑り降りる。両側が恐ろしい迫力で切れ落ちる痩せ尾根の上に降り立つも、滑りやすい岩場を下ったりで足元が疎み冷や汗が吹き出す。カンカン照りの太陽の下でも此処だけは寒い愛別岳の尾根の上に乗ると火山灰から岩礫の急斜面になりほっとするが、黒く突き上げた頂上へのルートが解らず時間をロスしてしまう。運良くルートがわかり急な岩場をよじ登りながら進むと、やがて傾斜が緩くなり、台地状の頂上に出た。永山岳もそうだが、此処も頂上には黒い大きな四角い岩がゴロゴロしている。永山岳から比布岳に続く地獄谷や大覗谷の荒々しく切り立つ崖を眺めながら休憩の後、今度は安足間分岐から当麻岳を目指して進む。戻りは来た時ほど恐怖感もなく、順調に進む。愛別岳では誰にも会わず、最初からでも今日は7人の登山者に会っただけで静かな山なのだろう。安足間岳の斜面一面にお花畑が広がっているが、パラパラと咲いてるだけで、まだ花には少し早い様だ。当麻岳手前の1998峰の岩礫帯で進んでいた道が突然とぎれる。探したが分からない。『あとで解ったことだが這松帯に入ってはだめだった』時間を考えると戻るのはかなりきつそうだ。考えた末今回は湿原はあきらめ、瓦礫帯から雪渓に降りそのまま沢を下り村雨の滝上に出る事にして、意を決して瓦礫と這松帯を下り雪渓を一気にすべり、そのままイズミの沢に下る。偶然イズミの沢が断崖になっている所で滝を発見。高さは50メートル以上はありそうな大滝だ。最も上にある銀名水が枯れたらこの滝も枯れそうだが。更に雪渓を下り村雨の滝に出る。あとは登山口に向かってただ黙々と進むだけ。登山口ではすでに登山者の姿はなく最後の帰還となった。所用時間約11時間、長すぎる山行となってしまった。此処で登山者から聞いた話を情報として追加『上から沼の平湿原を見ると北の沼や6の沼などが木道も整備されて良さそうだが、大きな沼が広がっているだけで、景観は2の沼や4の沼の方が庭園風に岩が配置され、美事なお花畑などもあるとの事。紅葉の湿原景観もこちらの方が良いとの事だった。ただ木道の整備はなく長靴が必要』と。雲井ヶ原湿原は登山道から見ると楕円形の疎林だが木道が整備され簡単に行く事が出来るのと、湿原植物や花が多いと言う。いつでも行けると思うと逆に行くチャンスを失う事が多い、と言う訳で未だ行けずにいる。※2013年「永山岳」と「沼の平」に再訪してきました。湿原の方は少しルートが代わり木道が増えていました。
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