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旭山動物園は旭川駅から車で約30分。駅から動物園行きのバスある。旭川市民は高校生以上一人入園料590円、70歳以上は無料。一般入園料は820円、中学生以下は無料です。シーズン中何度でも入遊園できる動物園パスポート(最初の入園日から1年間有効)は1.200円となります。他にも割引のオプションがありますが動物園サイトでご確認を。
猛獣館、ペンギン館、オランウータン舎、北極熊館に続いてアザラシ館やオオカミの森など、次々と新しい施設をオープンさせ人気沸騰の旭山動物園。野生動物の持つ能力を発揮できる環境と、生き生きとした動物の姿を多面的に見せる施設作りは、サファリーパークの室内版という印象。更に夜の動物園や冬の動物園など、動物の生態にあわせ野生動物として活動している姿を見せる工夫や仕掛けが、超人気動物園に押し上げた。
動物たちの食事は野生の姿をかいま見る事のできる貴重な一時。動物達の観察では見逃せないタイムです。時間は当日入り口に張り出しているので必ずチェックしておきましょう。すべての動物が見られるとは限りません。
ここでは3種類のフラミンゴが暮らしています。口嘴が白と黒、体色が薄桃で背中に赤い縞模様のチリフラミンゴ、嘴が桃色のヨーロッパフラミンゴ、大型で鮮紅色のベニイロフラミンゴ等が混在しているが中でも目をひくのがベニイロフラミンゴ、ただ本来の生息地と異なり、野生フラミンゴのエサとも異なるので、発色は野生フラミンゴとは微妙に違うかもしれない。残念ながら有名なフラミンゴダンスはなさそうです。
ととりの村は周囲を網で囲んでいるが天井は高いので自由に飛べるように配慮されている。ここで暮らしているのはオオハクチョウ、コハクチョウ、コクチョウ、ヒシクイ、インドガン、ハクガン、マガモ、カルガモ、キンクロハジロなど比較的なじみの鳥たちですが、さすがにコクチョウやインドガンは動物園でしかみられません。ハクガンはまれに見られるというが、ヒシクイは渡りのコースに行くと普通に見られる鳥で美唄市の宮島沼が有名、残念ながら旭川はコースから外れてするようです。キンクロハジロは真夏は厳しいが結氷期を除けばほぼ周年見られる。ここではなじみ深い白鳥はかつあいしました。以前はコブ白鳥もいたが、ウトナイ湖にはいるようです。
カモ類は一部北海道で繁殖する個体もいるのでそれ程珍しいという鳥と云う訳ではないが、ガンの仲間(ハクガンやヒシクイ等)に関しては旭川は渡りのコースから外れていること、北海道に留まる個体はいないので、旭川と限定すればかなり珍しいかも。隣の深川市近辺は渡りのコースに近いので野生のガンの仲間も見られそうです。双眼鏡持参なら子育ての様子も見られる。以前に頭の赤いヒドリカモを見たが今回は姿を見かけなかった。
バイカル湖以南のモンゴル高原などで繁殖し、冬季になるとインドなどへ南下し越冬する大型のガン類で、自力で一気にヒマラヤ越えをし、世界で最も高い所を飛行する鳥として知らている。生息環境は河川、湖沼、湿原、農耕地などで他のガン類と大きな違いはない。希に日本でも確認されているが迷鳥の部類にはいりそうです。
胴体や翼の羽衣が白いガンですが、初列風切が黒いが青色型や中間型の個体もいるという。カナダ北部、アラスカ州、ウランゲリ島、シベリア東部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸西部へ南下し越冬する。一部は越冬のためにマガン・ヒシクイ・ハクチョウ類の群に混じって少数が日本にも飛来(冬鳥)する。
北海道ではなじみのカモ類でアヒルの原種ともいい、頸輪は青みを帯びてアオクビとも呼ばれた。頭は光沢のある緑がかった色で嘴は黄色、脚はオレンジで見間違う事はなさそうですが、雌は地味な色で雄に比べると小さい。渡りの季節は普通に見られるが、道内でも繁殖しており雛をつれている姿をみることもある。餌付けされている場所にもよく出没する。
顔が白く目を挟んで二本の黒線がありわかりやすい。全道で普通に見られ繁殖もしている。オナガカモやマガモは餌付けされいる場所にすぐに集まるが、カルガモは警戒心が強いのが人の姿の見える所には寄りつかずカルガモだけで群れている事が多いが、中には道庁の前庭のような都心部でも繁殖例がある。
渡りの季節でもそれほど大きな群れは見たことがない。内陸部で見られるカモの仲間では潜水の達人という印象でかなり長く潜水している。見た目は金色の目、頭から胸、背部は黒く、脇から腹部は白と、身体の特徴がそのまま名前になっている感じ。後頭部に房状の冠羽があるが個体差が大きいようです。
オーストラリアに生息する固有種でオオハクチョウなどのような渡りをせず、季節や環境の変化により移動をする。英名ブラックスワンから黒鳥と呼ばれるハクチョウ属の鳥。確かに色を変えてみればその姿は殆ど白鳥と同じです。でも羽を広げると内側が白いのは意外でした。
日本では鑑賞用にヨーロッパから移入されたのが公園や動物園などで飼育されている。本来日本にはいない鳥だが稀に迷鳥として見られることは有る。飼育個体の一部が野生化し北海道ではウトナイ湖に定着している。飛べる鳥の中では最大クラスという、野生にもどったコブハクチョウが子育中の場合は攻撃性が強く近づくのは極めて危険。動物園内では危険と云う事はないが今回の訪問では姿を見なかった。
前頭部から頭頂部が白いという特徴があり嘴の青色で先端が黒く見間違う事はないが、雌は地味で嘴だけが同じで他は褐色に近い色調、雄が混じっていないと見分けがつかないかも。ヒドリガモの群れは見たことがなく、他のカモ類の群れや白鳥などに交じっていることが多いようです。
マガンとともにガン類の代表的な種で前進ほぼ暗褐色、腹部は尾筒は白い。嘴の中間部が黄色で嘴が長いのはオオヒシクイのようです。マガンは嘴の基部から額にかけて白い(成鳥)ので区別はできるが、同じような色調なので、幼鳥は見分けるのは慣れていないと難しそうです。ガン類の主要な渡りでは宮島沼からウトナイ湖なので、そのほかのガン類を含めて観察は宮島沼とその近辺がよさそうです。
旭山動物園の人気に火を付けたペンギン館の住人はキングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンなどですが、寒さに弱いフンボルトペンギンは冬には室内で過ごす。ペンギン館の水中トンネルから見えるペンギンの姿は空飛ぶペンギン、ただスイスイと泳いでいるだけなのですが、ここでは野生のペンギンそのもといった雰囲気が伝わってきます。冬のペンギン散歩も旭山動物園の名物。
ペンギンが開園時間にあわせて来園者をお出迎え。何ともほほえましい光景だが実はペンギンの運動不足を兼ねているそうだ。怪我の心配がない冬の動物園でしか見られない光景で、人とペンギンが最も近づく瞬間だ。一度体験してみては。
猛獣館ではライオン、アムールトラ、アムールヒョウ、ユキヒョウ、クロヒョウ、そして道産のエゾヒグマを上から、下からと立体的に観察できる。夏の暑いときに元気な動物と少し寒くなってから元気になる動物もいるので、観察には気温を考慮して時間を決めるとよさそうです。ここでは誰でも知っていそうなライオンの説明は省略し写真のみとした。
最近は札幌市周辺で出没して毎度お騒がせしているヒグマだが本来は臆病な動物。ただ学習能力は高く物に対する執着が異常に強いのが事故の元になっている。動物園のヒグマは人に育てられ個体もあるせいか、見学者が近づくとそばに寄ってきたりするが。アイヌ語名は単にカムィと云う事もあるがカムィは本来霊的な存在を意味する。キムン・カムィ=山の神・も一般的な呼称のひとつ。アイヌ民族と関わりの深い動物で成長段階や雌雄によって様々な呼称がある。熊にも良い熊と悪い熊がいるようだが良い熊として、日高に居ると云う白い熊をレタラ・カムィという。これは管理人も目撃しているが、かつてテレビでも放送されたこともあった。
イメージ確認用のサンプル文言になります。
おしっこ注意の立て札が、まずはご注意。縄張り宣言でおしっこを飛ばすらしい。アムールトラはロシアと中国東北部の国境を流れるアムール川周辺等が現在の主な生息地で、生息個体数は500頭程度と推測されており、絶滅が危惧されている。天敵は野生ではヒグマという。
野生のアムールヒョウはロシア南東部の森林に生息しているだけで、現在50頭未満と最も絶滅に近づいている動物。動物園での繁殖が試みられているが、日本の動物園にいるアムールヒョウは旭山動物園の「アテネ」「キン」の血縁という。人間による保護や繁殖活動にも限界がありそうな印象。
絶滅の恐れがあるとされるユキヒョウだが、生息地が嶮しい場所だけに研究も難しく、その生態は謎が多いと云う。ただ家畜が襲われることで害獣とみなされ、駆除や薬用に乱獲され激減したようだ。動物園で見られるのは珍しいかも。アムールヒョウより一回り小さい印象でした。
クロヒョウという種がある訳では無く、普色のヒョウに混じって産まれる黒色のヒョウを俗にクロヒョウというらしい。日光があたっているときに見ると黒い体にヒョウ柄模様が有るのがわかる。旭山動物園のクロヒョウは亜種がわからないというがヒョウであることには変わりない。
北海の雰囲気と環境を摸したアザラシ館で、アザラシの生態を余す事なく観察できるアザラシ専用の水中垂直トンネルが人気の的。なんとアザラシの餌になる魚をミニ水槽で展示する念の入れ様には脱帽。アザラシ館には休憩所や売店もあり一息入れるにはよい。写真撮影はストロボを使えないので明るいレンズが欲しい。アイヌ語名・オホーツク海岸育ちの管理人はトッカリという名に親しんできた。トゥカリ=海を回り移動する・と云う意味らしいがゴマフアザラシの若い個体を云う。アイヌ民族にとっては交易品のひとつで種別の呼称があった。その中でゴマフアザラシはポキリ、ケショ・ポリキ=斑点がついている・と呼ばれたよう。
アザラシ館の珍客か常連かは不明だが、自然界ではごく普通の事なのかもしれない。大きな河を遡って内陸に入ることもあるようで旭川でも何度か見たことがある。カモメの中では最大らしいが、成鳥の顔は風格というか凄みがある。頭は白いが背部は濃い灰色でセクロカモメよりも濃い印象がある。抱卵中は巣に近づくと人でも襲うので注意のこと。
水槽に豪快にダイブしてくるホッキョククマ、分厚いカラスの仕切りがあっても思わず引いてしまう迫力のダイビング。さらにアザラシ目線のドーム観察窓から顔を出すと近付いてくるホッキョククマとの対面、緊張する瞬間だ。おすすめはもぐもぐタイム、飼育員の説明も聞ける。
北極地域原産の小型のキツネで雪原の貴公子とも称されるが、夏毛のときは寸胴でキツネというよりは小型のイヌの様で可愛い。キタキツネに比べると耳や足が短く全体に丸みが有るが、冬毛は保護色で真っ白になり、雪原の貴公子が似合う姿に変身する。旭山動物園にはホッキョクキツネが二匹いたが雌は2011年に亡くなっている。
見学者から可愛いの声が飛ぶ。特別愛嬌を振りまいている訳でもないが可愛いという表現がにあう。ネパールやインド北部、中華人民共和国の標高1.500~4.000mにある森林や竹林に生息するという。樹上棲で夜行性もしくは薄明薄暮性、夏季は昼間も活動する。木の上で寝ていることが多く、園内で活動している所を見られたらラッキーです、
小獣舎はかつてのスター、ウンピョウに代わってマヌルネコが主役。他にアフリカタテガミヤマアラシがいる。マヌルネコはアジア大陸に広く分布するようですが、生息地の殆どは高地や砂漠のため寒冷に適応した野生ネコのようです。目の位置が高いところにあり、丸い耳は低く離れてみえ、体毛は長く密集し丸々と太った立派な体型に見える。どう見てもネコの仲間には見えないユニークな姿のマヌルネコ。
ヤマアラシの背中からお尻にかけて毛が変化し硬い針の様なもので覆われている。肉食の動物に襲われた時この毛を逆立て後ろ向きに威嚇、攻撃して身を守る。防御態勢に入った山嵐を襲える動物は果たしているのか。山嵐の毛がヘラブナ釣りの浮きになるって書いてあるのを見た。
大型でワシミミズク属に分類されるが、シロフクロウ属という独立した属で扱う事も。繁殖期には北極圏に広く分布し、冬はユーラシア大陸や北アメリカの亜寒帯まで南下、北海道で希に見られる。羽毛は白色で短いくちばしも顔の羽毛の中に埋もれる。メスと若いオスは黒や褐色の細かいしま模様があるが成熟したオスがほぼ純白。アイヌ語名はエトルシ他。
アイヌ民族の自由な天地だった頃の北海道を連想させるオオカミの森、エゾシカと隣り合わせというのがミソかも。アイヌ語名・onrupuskamuy【オンルプㇱ・カムィ】狩りをする神。【ユㇰコイキ・カムィ】獲物(鹿)を狩る神。horokew【ホルケゥ】狼。horokew-kamuy【ホルケゥ・カムィ】狼神。wosekamuy【ウォセ・カムィ】ウォーと吠える神。seta【セタ】イヌの事だが古くは狼も意味した。アイヌ民族にとって狼は味方であり飼育もされていた。狼のアルビノは更に閣が上がって【ホㇽケゥ・カムィ・トノ】狼神の王とか白い狼神と呼ばれた。一部で言われているエゾオオカミがエゾ鹿の天敵というのはあり得ることだ。
北海道の北部や東部に居住する方には野生のエゾシカは珍しい風景ではない。旅行者ならば野生のエゾシカの目撃はそれなりにインパクトの有る事かもしれないが。天敵と言えそうなのはハンターとヒグマ以外にはいないので、増えすぎて森林と農産物の食害が深刻な社会問題に。加えると多発する交通事故の要因にもなっている。アイヌ語名・yuk【ユㇰ】ユㇰ本来の意味は獲物という事らしいが、鹿はアイヌ民族と関わりの深い動物で信仰や成長段階、雌雄によってそれぞれの呼称がある。yukkamuy【ユㇰ・カムィ】は宗谷地方のみ。
野生動物の世界で夜行性というのはどれ程の割合なのか管理人には判らないが、道産の動物でもエゾタヌキやモモンガーの様に夜行性の動物はいる。夜行性と言うだけあって、夜になってその動物本来の姿を見られるというのは動物園ならでは。予定開催期間8月12日~8月16日
冬の動物園の人気の原動力はペンギンのお散歩のようだが、動物には冬になって本来の姿を見られるものもある。トナカイや北極熊、北極狐等々冬にしか見られない動物たちの姿があります。ホッキョククマ館やペンギン館は解放されていますので、冬の動物園を楽しんでください。
基本的には在来植物のみの野草園を目指して整備しているという。在来植物のみの野草園というのは本来の生態系を再現するということにもなります。動物園内外では外来植物に占拠されているところもあり、気を抜くと野草園に侵入(主に雑草として)してくるので定期的な除草や整備は欠かせません。旭山のミニ野草園で北の草花も楽しんでくさーださい。
旭山動物園企画展などをはじめ、動物園内での各種イベント会場として利用されています。入場無料のイベントであっても、旭山動物園の入園料は別に必要になります。イベントホールの2階は無料の休憩所として利用できるようになっています。
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