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別海町の面積は全道で五番目だが北海道最大の大型酪農地帯で生乳生産量は全国一を誇る。また徳川将軍家への献上鮭で知られる漁業の町でもある。町名の由来はアイヌ語の「ペツ・カイエ」川の折れ曲がっている所からと云うが、戊午東部奴宇之辺都誌では折れ曲がった状態をさして「川を背負しと云儀」であると書かれている。
平成16年にオープンしたネイチャーセンターで、1階はレストランに売店と情報コーナー。2階は野付半島の成り立ちから季節ごとに見られる花の写真などを展示したギャラリーとなっている。野付半島の観光の前に是非立ち寄って見てください。フラワーロードを通りトドワラ観光と花馬車は此所がスタート地点になります。センターの二階からは運が良ければ回遊するクジラを見られる事もある。◇海町野付63番地 TEL:0153-82-1270
根室水道に突き出た不思議な半島が野付半島です。半島の標高はどこをとってもわずか数mしかありません。野付半島は知床半島から流出した砂礫が潮流に運ばれ半島に堆積して出来た長大な砂嘴は日本一の長さを誇りますが、浸食や地盤沈下などによる変化もあり年々地形が変わっている。優れた自然の景観から風蓮湖や温根沼と合わせ野付風蓮道立自然公園に指定、エビが飛び跳ねたような形をした野付半島の湾内は野付湾(御岱沼ともいう)と呼ばれています。見所は立ち枯れしたトドマツが特異な風景を見せるトドワラやミズナラが立ち枯れたナラワラなどですが風化が進み以前の姿とは様変わりしています。半島の湾内側をはじめ自然公園内にはタンチョウの営巣地があり、岸辺に立ち込んで採餌中の光景が良く見られます。野付半島は基部は標津町に先端側が別海町と二つの町にまたがり、半島を縦断する道を別名フラワー国道という程に殆どに到る所で花が咲いている。半島には百以上の竪穴住居跡が集まるオンニクル遺跡や国後島へ渡る際の中継地だった通行屋跡も有ります。
ナラワラの成り立ちはトドワラと同じで、塩水によりミズナラ、ダケカンバ、ナナカマド、エゾイタヤなどの樹木が立ち枯れて出来たもの。特にミズナラの木が多い事からナラワラと言われ、立ち枯れした白いナラの木が立ち並ぶ風景があちこちで見られますが、遊歩道等の整備されている所は有りません。散策路のはっきりしない湿地帯にガイドなしに踏み込むのは危険。写真に有るようなナラワラの景観は既に無く変化が早いです。そのうちカヌーなど以外では見られなくなりそう。まだ容易にナラワラ見られるのはフラワー道路の中間付近で、小さな駐車場が有ります。
原生花園は其の殆どが別海町側に有り、よく知られているのはネイチャーセンターとトドワラを繋ぐ遊歩道で花馬車の道が平行して続いている。 容易に行けるのはフラワー国道の行き止まり付近に広がる竜神崎原生花園。舗装路は野付岬灯台の少し手前に広い駐車場があり先は通行止めで歩く事に。花のハイシーズンは6月末から8月初旬頃ですが無難なのは7月中旬。 ハマナス、センダイハギ、エゾカンゾウ、ノハナショウブなど色鮮やかな花々が咲き一面を埋め尽くす。駐車場周辺から灯台までのお手軽コースがお勧め。ロングコースは二コース有るが、楽なのは途中までマウンテンバイクが使用できるアラハマワンドに向かうコース。このコースは通行屋遺跡に向かう道が途中に有ります。もう一つのルートは通称野付半島の「一本松」と呼ばれた所に向かうコースでこちらは不明瞭なコースを片道5km程歩く事になるが肝心の一本松(実際は楢の木)が台風で倒れて目印がなくなった。漁師さんには「あそこは一本松という地名」と一蹴されたが・・
別海町長上村貞氏書の「野付半島」碑の下部分の碑文に「松浦武四郎の『知床日誌』によれば、藤野喜兵衛の漁場支配人加賀屋伝蔵が安政5年(1858)には、すでのこの半島のヲンネニクル(現オンニクル)に雑穀、野菜等27品を埴種、本町『農業発祥の地』でもある」と知床日誌を引用した碑文が刻まれている。野付ネイチャーセンター横に碑があり、別海十景「トドワラ」遊歩道の入り口になっている。◇別海町野付 ◇N43°35’25” E145°20’07”
江戸時代の中頃まで鬱蒼としたトドマツの森だった様です。その森も地盤沈下と海水の侵入など、自然の猛威に晒され遂に立ち枯れに。かって見た白化したトドマツが林立する様は、まるで森の墓標の様だったが、いま静かに台地に横たわり朽ち果て様としている白化したトドマツの姿に自然のドラマを見る思いだ。その不思議で荒涼とした空間は見る人の心をとらえてはなさないでしょう。まだ少しは立ち枯れのマツが残っているが風化が進みいまもなく消える運命、見られるのもあとわずかでしょう。トドワラはネイチャーセンターからは、御岱沼からは観光船で行く事が出来る。観光船利用の場合は更に『ゴマフアザラシ』探索などもありアザラシの群を発見すると停船などしてくれるので時間に余裕のある時は観光船がお勧め。
打瀬舟は、伝統的漁法『打瀬網漁業』に用いられる船の事です。この漁は潮風の力を利用して底引き網を引く方法で水深2~5mm浅い野付湾で、ホッカイシマエビの住み処であるアマモを傷つけずに漁を行う珍しい漁法で、野付湾の風物詩で北海道遺産ともなっている。打瀬舟を見られる6月~7月は風次第、9月~10月は風と鮭漁次第と云う事で確実性は6月~7月に分がある。写真マニアには人気が有るが、岸や漁港からでは遠くて超望遠でもままならない、そんな訳けで観光船が唯一の頼みとなる。注・平成23年は資源保護のため6月~7月のみとなる。
別海町観光船には野付半島トドワラ桟橋まで行きトドワラや原生花園を見て回るネイチャー感動ルートと野付半島の先端「アラハマワンド」まで行き、途中潮干狩りも楽しめるファミリー向きのワンダー体験ルートと言う野付湾の自然満喫できる2コースと海洋にでる野付半島外洋クルーズがあります。外洋コースではクナシリ島が間近に迫り運が良ければ野付水道を渡るミンククジラや イルカなどにも遭遇も有る。外洋クルーズは行き先にあわせて三コースあり完全予約制となっている。詳しくは「別海町観光船」公式サイトで ◇別海町観光船 TEL:0153-86-2533
野付湾では6月頃からゴマフアザラシが観察できます。8月中旬のピークには毎年約60頭前後が確認、潮汐によっては観光船から浅瀬で休む姿を観察できます。観光船のコースはネイチャー観光ルートを選択してください。アザラシの群を発見すると停船してくれる。運が良ければ尾白鷲にも会えます。冬は主役が越冬に渡ってきた鷲類と変わる。
歴史のあるキャンプ場でその分施設にはやや古さも有るがね静かな森に抱かれ波穏やかな野付湾を望むロケーションは最高です。バードウオッチングや潮干狩りなども可能でオートキャンプも可。バンガローは数も内容も充実。温泉は尾岱沼の市街地まで行くが近くて便利です。海岸なので蚊は多い。◇問い合わせ別海町尾岱沼岬町66 TEL:01538-6-2208
別海町の海岸線を走る国道44号線沿いに尾岱沼市街地があり、尾岱沼漁港の近くにある温泉銭湯が浜の湯。源泉はアルカリ単純泉と食塩泉の二つがあり、銭湯ながら露天風呂もある。露天風呂もかけ流しで源泉を混合して油温を調節している様で、浴槽は二つあるが温度は違う。ぬるめが好きな方はお見逃しなく。女湯の方は判りません・・。
2010年の秋に打瀬舟の写真を撮ろうと尾岱沼に立ち寄ったときに観光協会の紹介で宿泊したが観光協会で「うたせ屋は料理がいいよ」と聞いた通り、一般メニューなのに花咲ガニが一匹丸ごと付いている豪華版にはびっくり、観光用メニューならどんな事になるのか・・温泉は木の質感を大切にした掛け流しの天然温泉と老舗ならではの良さが溢れていた。そこで打瀬舟は鮭漁の時期が決まらないと云う事を知った訳だが・・詳細は「湯元うたせ屋」公式サイトで。◇別海町尾岱沼港町132 TEL:0153-86-2221
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