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道北にある小さな町で基幹産業は酪農を中心とする農業と観光。豊富町は周囲を稚内市、幌延町、猿払村に囲まれ中央をサロベツが流れ、利尻礼文サロベツ国立公園の一部であるサロベツ原野がある。5~7mに達する泥炭の上に発達した高層湿原は日本最大という事だ。大規模牧場では宗谷丘陵ほどではないが氷河期の名残の地形も見られる。皮膚病に効果が有るという豊富温泉も有名。
豊富町、幌延町、天塩町の3町にかけて広がる湿原を中核とした原野で、サロベツ湿原、長沼湖沼群、ペンケ沼、パンケ沼、兜沼ほか天塩川、サロベツ川などが湿原を形成する。湿原は湖沼、河川、高層湿原などが組み合った複合型湿地。サロベツ原野の湿原植生はホロムイイチゴ、イボミズゴケ群落、ナガバノモウセンゴケ、ウツクシミズゴケ群落、ヌマガヤ、ホロムイスゲ群落、ヨシ、イワノガリヤス群落、ハンノキ林。湖沼にはオヒルムシロ、ジュンサイ、ヒシなど多種の水生植物群落が分布。菱類は兜沼に多くコウホネ類は稚咲内砂丘の湖沼に多い。渡り鳥ではガン、カモ類の重要な中継地でヒシクイの渡来地になっている。鴨類に関してもコガモ、ヨシガモ、マガモなど殆どの種類を見ることが出来ます。草原性の野鳥は多く種類も多い、猛禽類の姿も見られサロベツ原野は重要な繁殖地となっている。観察は木道からとカヌーを利用しての方法が考えられる、いずれにしても鳥たちを脅かせないような配慮が必要でしょう。
国立公園として保護されている総面積23000haのサロベツ原野では釣り人には憧れの日本最大の淡水魚、幻のイトウやコモチカナヘビの生息地として知られる。ビジターセンターは周囲のサロベツ原生花園の自然と調和したウッディなログハウス風の建物。センター内ではサロベツ原野形成の歴史や自然などがパネルやスライドにより分かりやすく展示され、関連書物の閲覧も出来るので、サロベツ原野をより深く知りたい方にはお勧め。サロベツ原生花園の花図鑑や花の球根なども販売している。前もってサロベツの動植物についての知識を持っていると、より深く自然と触れ合う事が出来るはず。湿原を訪れたらサロベツ原生花園ビジターセンターに立ち寄りましょう。
◆湿原の歩き方
・湿原の中は木道が安全で、外れると危険。
・鳥の観察は双眼鏡を持参して遠くから。
・ゴミは残さず、生ゴミは野生動物に悪影響。
・緊急以外は大声を出さないで自然を楽しむ。
・湿原の動植物は貴重です、大切に扱う。
◆期間 5月/10月 時間 09:00/17:00
◆JR豊富駅からの距離8km
日本最北の国立公園の中のサロベツ原野には原始砂丘林、高層湿原や湖沼、そして草花たちが咲き誇るサロベツ原生花園があり、北海道屈指の雄大な自然景観を楽しめる。原生花園は5月から9月中頃までエゾカンゾウやエゾスカシユリ等色々な花が咲き、天気が良ければ利尻島も。遊歩道の位置が新道に変わっています。
ハマナスやエゾカンゾウの花を前景に名峰、利尻富士を一望出来るのが魅力の稚咲内海岸。海岸線に一直線に続くオロロンラインから美しい景色を見ながら走れるドライブコースになっています。稚咲内海岸からの夕景は最高ですが、花の季節は朝も捨てがたい。海岸砂丘林の中で特に目を引くのはミズナラ林で、海からの強い風を受けて背丈の順に海側に向かって礼をしている様な独特の樹形が見事。またサロベツ原野から稚咲内海岸へ向かう途中には沼が点在するが、原始砂丘林内の遊歩道は廃道にちかい。
宮の台展望台(徳満展望台)は幌延町の名山展望台とともにサロベツ原野を一望する事の出来る展望台です。豊富市街地から北に約6kmの小高い山の上にあり、展望台から眼下に広がるサロベツ原野の眺めは壮観。運が良ければ丘陵地帯の彼方に聳える利尻富士も望めるパノラマ台です。是非感動的な景色を体感してください豊富市街から国道40号線で約6kmの道程です少しの寄り道で絶景が簡単に眺望できる所はそう多くは有りません。
兜沼公園の対岸近くに樹齢1,200年、高さ14mのオンコ“言問の松”という伝承の老木があります。平安時代からこの兜沼にあると言われ、切り倒そうとすると病にかかったり怪我をしたりしたためそれ以降は神のお告げがあるとしてこの土地の守り神として大切にされています。風よけの工夫がされていて大切に保護されている。
サロベツを旅する上で交通手段では汽車とバスが有るが本数が少なく不便で行ける場所も限られてしまう。従ってサロベツの旅は車利用がベスト。ただ豊富町と稚内市の間にはスタンドが無いので注意してください。湿原の遊歩道は木道ですので靴はしっかりした物を用意しましよう。
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