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北見山地の主峰ポロヌプリ山を水源とするウソタン川は1896年カナダ北西部ユーコン川支流クロンダイクで砂金が発見されアメリカ大陸に始まったゴールドラッシュに遅れること2年、道北の一角でもゴールドラッシュが始まった。東洋のクロンダイクと宣伝されたウソタン川流域には一万を越す人が夢を追い求めたという。1900年に日本最大の金塊「768.75Kg」が支流ナイ川で発見され、そのレプリカはゴールドハウスでも展示している。ポロヌプリ山は非常に古い地質で特有の植物も多いと聞く。またポロヌプリ山を水源とする川の殆どが砂金の産地となっていて、中でも中頓別のペイチャン川はウソタン川と並ぶ砂金の産地だった。主要な砂金採掘地には神社や集落跡、水門や人工的な水路跡、流し掘りなどに使用された「石垣」などが残されている。特にナイ川源流近くは金鉱跡や坑道などの遺跡が残され更に林道に沿って数多くの遺跡が点在し、過去3回ゴールドラッシュの凄さがわかる。今は深い森と静寂に包まれているナイ川に沿って、文化遺産となった遺跡を見て歩くのも悪くはないが、気軽に夢追い人の体験をウソタンナイ砂金採掘公園で体験する方が此所では無難な選択といえる。
数年前の8月14日、前回の滝見リベンジをするべくマウンテンバイク持参でウソタン川に。浜頓別観光協会のガイドマップと地形図で滝の位置を確認し地図上の赤井橋と滝見橋の間を遡行するがそれらしき滝はない。ゴールドハウスで聞いた『滝はかなり奧』という言葉を思い出し、金山橋で車からマウンテンバイクに乗り替え音が頼りの滝探しとなる。途中ゴールドラッシュ時代の遺跡が時々顔を覗かせる。日本一の金塊発見の地を過ぎてまもなく滝の轟音らしき音が、林道にマウンテンバイクを残し沢に下ると小さいが見事な滝が、これが大金の滝か・・・更に奥にも滝はあった。後で解った事ですが大金の滝という名を持つ固有の滝はなく、ウソタンナイ川中流部にある滝の総称が大金の滝との事です。その滝も今は砂金堀や河川工事などで崩壊し見られないという。写真はウソタンナイ川支流ナイ川にかかる滝。この場所も砂金取りが入っていたが、巨大な岩塊はそのまま残されている。ウソタンナイ川は本流支流とも源流域の滝の数は多いが大きな滝は無く、滝は本流に多いと云う。釣り雑誌の源流紀行で紹介された事があるがアプローチはきわめて困難。山中泊が必要で一般的にはナイ川まででしょう。
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