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海鳥の舞う島・天売島とオロロン鳥

天売島

天売島海鳥の楽園として知られる天売島ですが、天売島のシンボルだったオロロン鳥はかつては五万羽もいたと云うが今では絶滅の危機に瀕している。オロロン鳥は繁殖期の6月に運が良い人は見られるかも。島の特徴は最も高い所でも標高は200mにも満たない周囲12kmほどの島で、強い季節風のため高い木は殆どなく、丘陵には灌木と笹原が広がっている。島の西海岸は断崖絶壁となっている所が多く東側は比較的なだらかな海岸。道は舗装になっているのでレンタサイクルを利用し半日かけるとほぼ見たい所は巡れますが、登りのきついところは押して歩くことになるでしょう。注意することは全島にマムシか生息しており特に岩場周辺は多いようですが遊歩道であれ、国道であれ道以外の所には不用意には立ち入らな方が良い。現地には観光案内所は無いので宿泊の場合は事前の予約が必須と思います。

天売島海鳥情報センター 海の宇宙館

天売島海鳥情報センター 海の宇宙館旅をする時に確かな情報ほど心強いものはない。情報が自分の中で整理されると自然の見方やその深みが変わるもの。海の宇宙館に立ち寄り確かな情報を得てから天売島の海鳥や花などの自然観察に出かましょう。館内に入ると島の四季を写した寺沢孝毅氏の大型写真に目が釘付けになるが、天売の鳥と自然の解説、写真で自然の紹介など情報拠点として貴重な存在。鳥だけでなく花や渡り鳥などの最新情報や季節に合わせた自然情報マップを無料で貸し出されている。それをもってフィールドへ出れば、楽しさも倍増だ。喫茶コーナーもありおいしいコーヒーやハーブティーも飲め、ケイマフリの飛び立ちや夕日の絶景写真を眺めながらくつろぎの一時を過ごすというのもよい。これが私設の情報センターと云うから驚く。入館料300円でシーズン中の入館はフリーなので、自然情報をフルに活用しよう。 自然写真家・寺沢孝毅氏の写真集や著書も販売。天売港から徒歩5分の場所にあります。

赤岩展望台

天売島・赤岩展望台オロロン鳥の繁殖地であった天売島のシンボル、赤岩は海中から突き上げる鋭い矢尻の形をした、海抜48mの垂直岩です。周辺は【赤岩展望台】として整備され赤岩を望む険しいルートには階段に取り付けられ、赤岩が間近に迫る展望台から海鳥観察ができます。赤岩展望台一帯の斜面はウトウやウミネコの繁殖地、5~7月には海鳥たちの子育てが間近で観察できるチャンス。普段は洋上生活をしているウトウだが、子育て最盛期の6月は夕暮れから日没後に口一杯に小魚を咥えた親鳥が集団で帰巣、その餌を横取りしようと待機しているウミネコとのせめぎ合いという大自然のドラマが眼前で繰り広げられる。ウミネコに餌を奪われるとウトウの雛は、翌日の夕暮れ時まで絶食になるという。赤岩から海鳥観察舎までの海岸一帯はウトウの巣穴が密集しており重さで陥没など起こす可能性があるので立ち入らない事。運が良ければケイマフリやオロロンの姿をみられる。

海鳥観察舎

天売島・海鳥観察舎海鳥観察舎は島の最高点に近く、目も眩むような100メートルを超える西海岸の断崖絶壁はこの付近で終わる。海鳥繁殖地に最も近い海鳥観察舎内には50倍の無料望遠鏡とフィールドスコープが設置され断崖の岩棚で子育て中のウミネコの姿が見られる。また洋上や岩礁帯で遊ぶ赤い足をしたケイマフリなどを見ることができるかもしれません。また観察舎の左手に見える突き出た岩には環境庁の設置したオロロン鳥のデコイがありますが、時には本物のオロロン鳥がいることもあるという。ここからは遠くは利尻島、西海岸の観音崎とゴメ岬迄断崖の続く海岸線を見渡せます。日本海の強風と荒波を受ける厳しい自然は、海鳥たちにとって外敵から身を守る最適な繁殖地なのです。島の最高点からパーキングにかけてはお花畑と焼尻島、日本海を隔て洋上に浮かぶ暑寒別から道北の山々まで見渡せる絶景が広がる。

観音崎展望台

天売島・観音崎展望台天売島を一周する548号線を進んで行くと、観音岬展望台の分岐あり、その少し手前のくぼみとなっている道路脇からは断崖の岩棚で子育てをする姫鵜の集団営巣地が見える。分岐から観音岬に向かうとすぐにパーキングとなるがこの辺は焼尻島や利尻山の眺めがよい。パーキングから徒歩3分ほどで展望台が見えてくる。観音岬は断崖絶壁の始まり(時計回りでは逆、断崖の北端になる)で、周辺一帯は姫鵜やウミネコの繁殖地になっています。6月以降にウミネコの孵化が始まり、かわいい雛が数多く育っている。慣れてくると観察は容易なほうです。ここからは千鳥ヶ浦からカブト岩までの西海岸の風景が壮観。千鳥ヶ浦の断崖上に建つ海鳥観察者舎も見えています。天売島のカモメはどちらかと云えばおおらかな感じで、あまり攻撃性は無いようだが、野生の生き物に近づく以上は気は付けましょう。焼尻では恐怖を感じたが・・

愛鳥展望台

天売島・愛鳥展望台天売港を望む海岸通りから西海岸に向って最初にたどり着くのが愛鳥展望台です。眼下に天売港と正面に焼尻島を望む展望台で芝生や花壇のある公園になっています。最初の記念撮影はここでね。ここまでで疲れるようでは天売は回れません(笑)が、ベンチで昼寝というのも悪くは無いね。

海底探勝船 オロロン丸と天売島西海岸

海底探勝船オロロン丸天売島西海岸は高い所で100メートル以上の断崖絶壁が続き容易に近づけない場所が多く、オロロン鳥「ウミガラス」、ウミウ、ケイマフリ、ウトウ等の海鳥の集団営巣地があり、国の特別天然記念物に指定されており立ち入れる場所は指定された展望台と観察舎だけとなる。観察舎などから望遠鏡でウミネコとウミウの子育てや、赤い足をしたケイマフリなどを見れるかもしれません。天売島の自然と海鳥を間近に見るには海からのウォッチングもよい。海からのウォッチングは午前中の早い時間がよく、活発な海鳥の姿が観察出来る。観光船が(島を反時計まわり)出港してすぐ見えるゴメ岬付近はウミネコやウが多いがアザラシも。ウミスズメも観察されるが小さい海鳥なので注意して見ていないと気づかない。観音岬にさしかかる付近から本格的な海鳥繁殖地となりウミネコの大コロニーとウミウが子育てしている様子を観察できる。屏風岩やカブト岩と呼ばれる大岩がある湾ではケイマフリの姿をみる事も。ケイマフリは道東の一部でも見られるが分布は狭い。ケイマフリも絶滅が心配されている海鳥だが、天売島はケイマフリを容易に見られる唯一の所かも。鏃を立てたような高さ48メートルの赤岩が見えてくると海鳥繁殖地の最終点となる。かつて数万羽とも言われたオロロン鳥(ウミガラス)は赤岩の主だったが、今ではほとんど見ることが出来ない。わずか20羽前後が赤岩の対岸で細々と命を繋いでいるだけで、よほどの運に恵まれない限りウミガラスに出会うのは難しい。環境庁が設置したというオロロン鳥のデコイに混じっていることもあると云うが。船にはガイドが添乗し海鳥等について説明をしてくれる。所要時間は約1時間20分。

天売島のフットパス

エゾカンゾウ天売島は100万羽の海鳥が乱れ飛ぶ海鳥の楽園というイメージがあるが、森林や草原性の野鳥も多い島です。天売島の水源の森を中心に自然観察やバードウォッチングに適した車歩道や休憩舎が整備されています。詳しいガイドマップなどは海の宇宙館によって借りて出かけましょう。

ロンババの浜

天売島・ロンババの浜

不思議な響きの名前を持つ海水浴場でフェリーターミナルから徒歩で5分ほどの所にある。消波ブロックで入り江状になった小さな磯で、正面に焼尻島が浮かんでいる。ビーチというよりは磯遊びと水浴を楽しむという感じの所で水場と簡易トイレ、更衣室のみと施設もシンプル。さすがに天売島の海は綺麗で子供も安心して楽しめそうです。キャンプ場が無いためキャンプもここでするしかない。

ゴメ岬

天売島・ゴメ岬岬自体は特に綺麗という訳ではないのだが、ここでは天売島に生息する野生のアザラシを陸から容易に観察できる唯一の所と思われます。フェリーターミナルから徒歩で岬に向かい5分程度、突き当たりの防潮堤の上に上がると眼前に岩礁の上で休んでいるアザラシの姿が飛び込んでくる。写真撮影では最低でも望遠200m程度はあった方が良い。防潮堤と云う足場では一脚の方が使いやすいかも。

黒崎海岸

天売島・黒崎海岸元々は海水浴とキャンプ場があったところで道が海岸近くを通り駐車スペースもある。この辺はいつも海鵜の姿を見られる場所ですがマムシが多いようで海岸には不用意に入らない方が無難です。どうしても海岸まで行く場合はプロテクターを付けてください。ちなみに天売のマムシは他の地域のマムシより毒が強いとの事です。

冬の天売島

断崖には日本海から北西の季節風と荒波が押し寄せ、1年を通して最も厳しい表情を見せるが、島で冬を過ごす野生動物にとっては険しい断崖と厳しい気候が冬を過ごすための条件になっている。断崖に吹き付ける季節風は上昇気流となった風を受けてオオワシやオジロワシが飛翔する。岩礁地帯ではゴマフアザラシの群れが越冬しています。島に来るのはおよそ100頭ほどで数が多いのは赤岩灯台付近。最も観光客は殆ど訪れない季節で簡単にはいくことは出来ないが、スキーで行けない距離ではない。無理しなくても抜海に行けばアザラシだけなら簡単にみられる。一般にはこちらを勧めるが・・・

天売島郷土資料館

天売島郷土資料館

天売フェリーターミナル前にあるオロロンレンタルの二階に併設されている私設の郷土館。驚くような展示品は無いが、天売島の遺跡出土品から天売漁業の歴史を垣間見る展示品が所狭しと並んでいる。年配の方には懐かしい思い出のある様な展示物が多いと思います。レンタルの方では釣り具も少しおいてあるようです。

天売島パークゴルフ場

海の宇宙館近くにある小さなパークゴルフ場。こんなところでパークゴルフと思ったが、意外と人気のようでいつもプレーをしている方を見かけた。基本的には地元の方のレジャー施設の云う印象だが・・

天売島国設鳥獣保護区管理棟

国設天売島鳥獣保護区管理棟という環境省の施設があり、海鳥の写真や剥製、生態のビデオなどが用意されているとの事だが、充実度はいまひとつの様です。無駄に金をかけない姿勢は良いが基本的には無人の施設の様で僕が行ったときは閉鎖していた。現実的な方法としては必要な情報を海の宇宙館で入手していくのがよい、ただ剥製類は鳥獣保護区管理棟でしか見られないと思います。

天売島の周遊

夏期間だけ赤岩展望台から愛鳥展望台付近まで一方通行となるので、計画時にそのことを忘れずに。マムシの被害があっても離島故迅速な対応が難しいと思われます。遊歩道や道路以外には踏み込まない様にしましょう。

天売島の自然と景観スポット・ミニギャラリー

天売島・焼尻島を望む 天売島・カブト岩 天売島・千鳥ヶ浦 天売島・赤岩展望台より 天売島・赤岩1 天売島・赤岩2 天売島・ウトウ 天売島・アザラシ1 天売島・アザラシ2 天売島・ウミガラスのデコイ1 天売島・ウミガラスのデコイ2 天売島・ウミガラスとウトウ 天売島・ウミガラス 天売島・ケイマフリ1 天売島・ケイマフリ2 天売島・海鵜の親子 天売島フェリーターミナル 焼尻島

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