花の浮島 礼文島の花を巡る旅


□ 花の浮島 礼文

利尻島の北西8キロ、北緯45度27分に位置する礼文島は南北に細長い周囲約72キロ、面積約82平方キロの丘陵状の島で最も高いのは標高490mの礼文岳です。緯度が高いことから、本州では標高2,000メートル級、北海道でも1,600メートル級の高山帯に育つ様な花々が島全体に海抜0メートルの所からでも容易に見ることが出来ます。花のシーズンは4月から9月にかけてですが花の盛りは5月中旬から7月上旬。高山植物というと一般的には本州でも北海道の大雪山でも高山帯では2月間が花のシーズンだが、対馬暖流の恩恵で北海道の最北としてはとても温暖な島で、花は4月から咲き出し秋まで続く。高山植物としては常識破りの花期の長さが礼文島のもう一つの特徴です。花巡りの旅では5月中旬から7月上旬がお勧めなのですが、見たい花に会わせて礼文を旅するのが最も良いのでは。花の浮島という礼文島は氷河期大陸と陸続きであった事から、礼文島でしか見られないレブンアツモリソウやレブンウスユキソウなど北方系の花が多いのも特徴のひとつでしょう。花の探勝ルートも整備され気軽に花を楽しめるでしょう。

□ 見内神社

画像募集香深港から北へ車で10分ほど行った香深井に赤い色の見内神社があります。神社は安産の神として祭られ、表玄関が海の方を向いています。名の由来は、礼文アイヌ、カルシアルの帰りを待つ妻セレナが、帰らぬ夫カルシアルの帰りを待ち続け、とうとう岩になってしまい、その岩を見ると不幸になると言われ、村人はこの地に神社を設け、そのいわれを信じ、ここを「見ない」で通ると言うところから見内神社と名づけられたという。由来からすると見ない方がいいのかも、でも見るなと言うと見たくなるのが人情というもの。ここには駐車場は有りません。

□ 金環日食観測記念碑

日食観測記念碑香深港から北に15分ほど向かった起登臼の覆道を出て、すぐ左手に金環日食記念碑があります。昭和23年5月9日午前10時22分金環日食が観測され、海外からも多くの観測隊がこの島に訪れています。礼文島に生存する希少高山植物がクローズアップされたのはこの学者たちによるもの。駐車場はないので交通の妨げにならない早朝に立ち寄るのがいい。

□ レブンアツモリソウの自生地

アツモリソウ自生地野生ランの一種で淡黄色の花をつけるレブンアツモリソウは礼文島だけに生育する特産種で1994年に北海道指定文化財、天然記念物に指定されています。アツモリソウの名は鎌倉時代の平敦盛の母衣から由来し、かつてはこの島に沢山自生していましたが盗掘などにより今では礼文島の浜中海岸付近の極一部に限られ厳重に保護されいて生育地には立ち入ることは出来ませんが、花の咲く5月下旬から6月上旬だけは保護柵のゲートが開き約100メートルの遊歩道に沿って優雅な花を見ることが出来ます。この季節に礼文島を訪れたならカメラ持参で是非立ち寄ってみてくださいね。レブンアツモリソウのシーズンをはずした方は礼文の至る所にあるレブンアツモリソウ型の街灯で我慢してね。いい雰囲気をだしてますよ。

□ 礼文滝コース

礼文滝滝コースは笹原から樹林帯、沢からガレ場、滝と海岸などバラエティーに富んでいてそれぞれの立地条件に合った様々な種類の花が見られるます。礼文林道から片道2キロ、海岸の礼文滝への往復2時間のコース。礼文林道を経て滝への入口へ、分岐からしばらく続く笹道と樹林帯を抜けた奥に花の谷、ハイジの谷が待っている。幾重にも折り重なる斜面が花で彩られる何とも素敵な谷だった。最後はジグザグのガレ場を沢へと下り、海岸へ流れ落ちる礼文滝へと谷間を下る。ただ丘から先が問題でジグザグ急斜面を下るのですがコースに沿って地滑りがあり足元は小さな石が転がって非常に滑りやすい。ロープも地滑りで役にたちません。ジグザグのガレ場は短い距離ですが大変な急斜面で特に下るときには細心の注意を。礼文滝から元地への海岸線は通行禁止の為、礼文林道へと戻って下さい。

□ 礼文島高山植物園

高山植物園花は好きでも歩くのは苦手という方には高山植物園がお勧めですが元気な人も寄ってみてください。礼文町香深港から北に20分ほど北に向かった上泊から坂を登って行くと右手ににある緑が丘公園の高山植物園に行ってみましょう。ここでは希少高山植物を絶滅の危機から救おうと最先端のバイオテクノロジーを駆使して育てられたレブンアツモリソウをはじめ、見本園では約50種、2万株の花が育てられ、花のシーズンには丘いちめんに咲く様々な花を観賞できます。ビジターセンターでは26種類の高山植物の資料が展示され、礼文島の希少植物を絶滅の危機から救おうと日夜努力している熱意が伝わって来るようだ。
◆TEL 01638-7-2941

□ 桃岩展望台と桃岩歩道

桃岩歩道島の南側を歩くコースで展望台から元地灯台までの約2,5キロメートルの遊歩道。桃岩登山道へは香深港から車やバスで西へ約10分向かったところにあり、時間があれば町からの近道(車道でなく)を歩いても30分程度。展望台の目の前には高さ250mの桃の形をした桃岩があります。視点を海にむけると高さ25mのどう見てもとがった両耳と尻尾まである猫そのものが座り込んだような形の猫岩がみえます。展望台からは名峰利尻富士が洋上に浮かび花と海、山と空全てが揃う眺望は見事というしかない。桃岩登山道からは元地灯台までは比較的気軽に歩けるコースですが、別名礼文フラワーロードとよばれる高山植物の宝庫として知られ海に浮かぶ利尻島をバックにチシマフウロ、レブンソウ、ヨツバシオガマ、タカネナデシコ、エゾカンゾウなどさまざまな花が6月から8月にかけて入れ代り立ち代り咲いてます。元地灯台から更に林道を2キロ、知床までの周遊コースを歩いてもいい。標準タイム2時間半くらいだが時間をかければかけるだけ、多くの種類の花達に出逢えるでしよう。灯台から先は林道になり途中から遊歩道がつながる周遊コースになるが、桃岩を出発点にすると歩くのは楽だが、バスの便を確かめておかないと後が大変な事になりかねません。

□ 桃台猫台

桃台猫台香深港から西へ車で約15分、トンネルを抜けてしばらくして左に曲がると、海に向かって猫岩、山側には桃岩が見える展望台がある。案外見逃しそうな所だが、桃岩展望台と違って、ここから見る桃岩はその形がはっきりと桃の形である事がわかるだろう。また、ここから見るエメラルドグリーンの海もきれいだ。元地方面には地蔵岩も姿を現している。

□ 宇遠内コース

画像募集礼文林道から片道3キロ、海岸まで往復3時間あれば花をゆっくり楽しみながら歩けます。もともと8時間コースのエスケープルートでしたがで宇遠内から元地迄の間が通行禁止になり今は宇遠内から香深井にぬけています。8時間コースの後半部分だけを林道から往復するのもいいかも。林道入口から峠までは樹林帯では樹林下を好む種類の花がある。峠から先は花の谷別名鈴蘭谷と呼ばれるスズランが絨毯のように群生する斜面もあります。最も季節ごとに花の種類は同じ場所でも入り替わるので全く違った花畑になるなど季節により表情は変る。ルーペと双眼鏡が有ると良いね。宇遠内の売店には公衆電話やバイオトイレもあります。宇遠内の売店に頼めば、舟で西上泊や元地へ 、送ってもらえる「有料で数がまとまれば」ので、海から島の西海岸を眺めるなどのチャンスもありこれもまたいいんのでは。以前は、宇遠内から西海岸線を通って元地まで歩き地蔵岩が8時間コースのゴールだったが、崩壊や落石など激しく現在は通行禁止になってます。   ▲ このページのTOPへ

□ 交通機関

◆定期バス 香深〜桃岩と香深〜スコトン岬までの2路線
◆定期観光バス
 A〜Dコースまである。コースによって運行期間が異なる
◆レンタカー 一番便利なのはレンタカー
 ニッポンレンタカーとトヨタリースがある


上泊港 スカイ岬 スカイ岬 元地海岸 元地海岸 コザクラ

遠別 幌延 天塩 豊富 稚内 利尻 利尻富士 猿払 浜頓別 中頓別 枝幸 中川 音威子府 美深 雄武 興部