夕張市を巡る旅 石炭の歴史村とその周辺


□ 夕張市

 北海道の中央部に位置し石狩炭田の中心都市として栄えたが炭鉱の衰退とともに次第に過疎化が進み1990年にはには残された最後の炭鉱が閉山した。主要産業だった炭鉱に変わりメロン栽培を中心とした農業と観光産業に生き残りをかけるが、観光産業に対する巨額な投資と炭鉱閉山処理の費用で2006年には深刻な財政難が表面化、2007年をもって財政再建団体となつている。現在は農業と工業、石炭の歴史村を中心とした観光が主要な産業となっている

□ 夕張の観光と石炭の歴史村

 石炭博物館を中心に石炭の歴史村内の施設を巡るのが一般的で『夕張リゾート』の周遊券『ぐるっとパス』を利用するのが便利でしょう。石炭博物館を中心とした石炭の歴史村内には炭都夕張の産業遺産や歴史を示す施設等がまとまって残され、周遊券で回れる施設は◎、関連施設を○とし、他は□としてあります。その他の地域では産業遺産等は殆ど姿を消してしまいましたがまだ貴重な遺産もあり見て回るなら今のうち。夕張はアンモナイト化石の発掘でも有名で地質マニアや化石ファンには体験観光というのもありそちらがお奨めです。メロン関連の施設も忘れずにみておきましょうね。

□ めろん城

 メロンは夕張の代名詞、その夕張を象徴する様に丘の上あるお城のような外観の建物。夕張めろんブランデー醸造研究所がありメロン製品の研究開発をしており、ブランデーの製造過程を見学することも可能。敷地内には物産センター、観光農園、ヤマベ釣堀等があり釣りも楽める。

□ 夕張観光物産センター カサブランカ

 めろん城に隣接する物産センターで夕張メロンのブランデー、リキュール、ジュース、ゼリー、チョコレートなどの特産加工品が展示販売されている。ブランデー・リキュールなどを試飲して購入する事が出来るのは魅力ですがドライバーは臭いまでで・・◆夕張市丁未14-1 TEL :0123-52-3544

□ めろん観光農園

 めろん城公園内にある夕張メロンの生育過程が見学できる観光農園です。それぞれに定植時期をずらした夕張メロンを栽培しているメロンハウスで6月から8月中旬頃まで生育状況を見学できガイドさんもいる。釣り堀も有るので気分転換やのんびりとしたい時にもいいかも。◆夕張市丁未

□ 夕張の顔

 メロン城へ向かう途中に100mほどの露出した石炭層が有りみる方向によっては人の顔に似ていることから『夕張の顔』と呼ばれています。夕張でみられる石炭の露頭では最大かもしれません。下から夕張層、若鍋層、幾春別層となっていますが若鍋層が全てがみられるのは此処くらい。安全なところと言うならメロン城からも眺められる。◆夕張市丁未

□ 鳩の巣ドーム

 鳩ノ巣山を中心にした地質構造のことで鳥の巣では有りません。比較的狭い範囲で中心部の隆起が大きく其の周囲が浸蝕されたため真ん中ほど古い地層〈下部蝦夷層群〉となりそれを囲むように白亜紀の三笠層〈中部蝦夷層群〉が分布しそれを囲むように新い年代の地層が分布してお椀を逆さにしたような形からドーム構造と呼ばれ夕張炭田の特徴です。三笠層の分布はポンポロ川沿いに広くみられ化石も出ます。

◎ 石炭博物館

 明治以降の基幹産業となった石炭産業の歴史と、石炭の生成から炭鉱の仕組みをはじめ、石炭のすべてを知ることができる施設です。本物の坑道から実際の採炭現場や使われていた機械設備、石炭層を間近に見ることができる全国でも珍しい施設です。炭鉱OBを中心とした専門のガイドがいて史跡夕張鉱を案内してくれる『石炭博物館ガイドツアー』が土日祝日にあります。◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

○ 北の零年 希望の杜

 吉永小百合さん主演の映画『北の零年』のメインロケ地となったのが夕張、そのロケセットの「殿の屋敷」「志乃家」などのセットが移設、復元され『希望の杜』と名付けて保存されています。背景は少し違うがセットは一般公開され映画のダイジェストも上映。◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

◎ SL館

 石炭輸送や市民の足となりとして活躍した三菱大夕張鉄道4号機など本物の蒸気機関車や国鉄夕張線や北炭真谷地専用鉄道の資料も含め保線車両、車両部品、駅備品、模型など鉄道関係資料を展示しています。SLの形をした大きな建物は面白い。◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

◎ 炭鉱生活館

 全盛期の北炭夕張炭鉱地区のパノラマ模型、炭鉱住宅の模型や内部を再現展示している。最盛期の夕張を物語る生活用品や資料が充実している。生活館の外観は大正9年に建てられ昭和56年に解体された夕張工業高校の校舎を縮小して再現した。◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

◎ ゆうばり化石館

 化石の宝庫夕張で発掘された白亜紀の化石アンモナイトを初めユウバリリクガメ、植物、貝類など約250点を展示。夕張の海を泳ぎまわっていたクビナガリュウ・愛称「ネツキー」が復元されました。9白亜紀に夕張の海を泳いでいたクビナガリュウに会えます。◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

◎ 世界のはくせい館

 まるで生きているように佇んでいる世界の珍獣・猛獣、生きている時は近寄れない動物でもはくせいだからこそ傍に寄れる。世界中から集められた約1.000体の動物と鳥類が地域毎に分類され展示されている。馴染みの動物や昆虫の標本コーナーもあります。◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

◎ 郷愁の丘 夕張キネマ館

 映画のまち夕張の伝統を引き継ぐ夕張ならではの映画資料館。戦前から戦後、現代までの映画のポスターや国際映画祭の資料を展示。映画人から寄贈を受けた撮影機材や映画衣装などここでしか見ることのできない秘蔵品もある。ミニシアターで映画を楽しめる他、映画グッズの販売もあり。
◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

◎ 郷愁の丘 昭和レトロ館

 むかしの夕張コレクション広場です。年代別の柱時計や蓄音機、レトロな家電や古民具と生活用品などを展示している。かつて夕張の探鉱を支えた人達が炭住街で暮らしていた街の様子や文化がわかる懐かしの展示館です。
◆夕張市高松7 TEL: 0123-52-3456

○ 夕張24尺大露頭炭層

 志幌加別川にかかる天竜橋の近くに北海道指定天然記念物となつている24尺大露頭炭層がある。この石炭層は夕張層で10尺層、8尺層、6尺層の3層からなる厚さ7mの石炭層。明治22年にライマン地質調査隊随員、坂市太郎により発見され夕張炭鉱発祥の記念碑的な存在。石炭博物館の見学コースの一部となっています。◆夕張市高松6-1

○ 模擬坑道

 昭和14年に皇族が夕張を訪問した際見学用として二十四尺層を開削整備したもの。模擬坑の終点は史跡夕張鉱の入口でかつて北炭夕張・天竜坑で救護隊の訓練や模擬坑道として市民に開放されていた。現在は石炭博物館の見学コースの一部となっています。◆夕張市高松6-1


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