道北 名水&湧水 見聞録T

石狩北部・ 留萌地方 上川北部・ 宗谷地方


☆ 千本ナラの名水 石狩市浜益

 巨木「千本ナラ」の近くにあり千本ナラの名水と呼ばれてひさしい。湧水は2ケ所、1ケ所は自然に湧き出ているだけだが、もう1ケ所は水を汲みやすいように蓋が付いている。国道231号線を浜益から札幌方面へ進み市街地を出てすぐ千本ナラの看板に従い旧国道、送毛山道にすすむと送毛峠手前に御不動尊の小さなお堂がありその横が水場。この地域では『御不動尊の水』と呼ばれる。すぐ近くに千本ナラの巨木がある。
◆石狩市浜益村毘砂別 送毛峠

◆ 雄冬冷清水 増毛町

 かつて道路もなく秘境といわれた雄冬岬の海岸近くに湧き出る清水。暑寒別山の雪解け水がこの地に湧き出るもので、道路を整備した際に現在の水場が作られた。かつて蝦夷地を探検した近藤重蔵が絶賛した水だ。増毛より海岸を浜益方面に進み雄冬地区市街地の端付近の海側にある。『雄冬冷清水』の看板があり東屋が側にあるので簡単に見つかると思うが。信じられないような湧水量ですが残念ながら飲用不可。
◆増毛郡増毛町雄冬 雄冬海岸

★ 国稀の仕込み水 慈流泉 増毛町

 日本最北の造り酒屋「国稀」の仕込み水で、暑寒別山の雪解け水が地下水となって増毛に流れ、井戸による汲み上げで日本酒の仕込み水として使われている。国稀酒造は明治15年創業の作り酒屋で人気のある日本酒ですが、酒蔵見学ができて中に入ると売店があり蔵本にしか置いてない酒もある。試飲コーナーもあるのでお見逃し無く。その一角に湧き出る水があり多くの人が飲めるような設備になっている。
◆増毛郡増毛町稲葉町1-17

■ 幌延町の湧水 幌延町

 幌延町問寒別から中頓別町へ抜ける知駒峠の幌延側に湧き水が有るという。峠で道路工事をしていた方が偶然に見つけたとの事で、峠の地元の人はこちらの水の方が人気とのことで、ポリタンクをもって水を汲みに行く人が居るとの事だか、道路から少しはいるようだ。今年は下沼の湧水と幌延の湧水を確認する旅の予定、情報有る方は教えてくださいね。
◆天塩郡幌延町 所在地不詳 調査中

★ サロベツの水 幌延町

 豊富町市街近くにある自然公園内には冬も凍ることのない遊水池が有りますが、サロベツの水を汲みに行くと言うことになると地元の人以外にも知られているという事でしょう。それに該当しそうなのはただ一ヶ所、幌延ちかくに有るJR下沼駅近くの元郵便局跡の自噴する井戸水が水場として整備されている。何でも遠くは稚内からもこの水を求めてくるひとがいるという隠れた水くみ場。『下沼の湧水』とも呼ばれている。
◆天塩郡幌延町下沼 JR下沼駅近く

◆ 旭温泉付近の湧水 遠別町

 外装は昭和54年当時のままの一見しなびた佇まいを見せているが浴室は最近リニューアルされ「旭の湯」と「富士見の湯」の2種類の薬湯が楽しめる湯です和風と洋風のそれぞれ違った雰囲気の作りとなっていて楽しい。サウナと露天風呂もある。その温泉の近くの山中に温泉が自噴している所が有るという。一応道も有るが草刈りはあまりしていないので春と秋が探索には向いていそうですね。夏は草も深く虫も多いからね。
◆天塩郡遠別町旭294-2 旭温泉 

◆ カネクロサワ伝説 宗谷厳島神社

 宗谷岬から稚内方向に8キロくらいの国道238沿いにある小さな湧き水だが、見た目は綺麗とは言い難い。カネクロサワ伝説とは寛政年間アイヌの娘が、失明した父親の回復を祈願して、宗谷厳島神社にお百度参りしたところ、夢枕に現れた弁財天のお告げで、この清水を探し当てたという。以来、カネクロサワの清水には眼病をもたらす悪魔を金縛りにする力があると信じられ、眼病を治す伝説の霊水なのだか。
◆稚内市宗谷

◆ 竜神沼 稚内市坂の下

 岡上にある小さな沼で出入りする川はない。竜神沼の登り口にある標柱に伝説ノ龍神沼と書いてある。底なし沼とか沼の底が利尻島の姫沼とつながっているとう言い伝えがあるということで、実際に深さを測られ結果は約2m37cm、見た目はたしかに底なしの雰囲気が漂う。地元の人は底で水が湧いていると言うが実際はどうなのか不明。入口から階段を登って五分で到着できるので気軽な散歩コースかもね。神社の入口近くに水汲みの可能な井戸が有り地元の方に利用されているとの事だ
◆稚内市 稚内坂ノ下

★ 麗峰湧水 利尻町

 利尻島内には名水ポイントが4ケ所あるが、その内の1ケ所がここ「麗峰湧水」だ。不思議なことだが湧水のたくさんあるところでも吹き出し口が変われば水の味は別物のことが多いが利尻島もその例に漏れず、同じ湧水でも4ケ所とも味が違うことが解る。利尻島鷲泊港から島内一周道を時計回りに進むとと道道沿いに看板があるので簡単に見つけられるだろう。サイクリングロードを利用した場合は少し離れてしまう。
◆利尻郡利尻町仙法志神磯

★ 甘露泉水 利尻富士町

 利尻岳の三合目付近に湧き出す名水百選の中で日本最北端の名水である。利尻島は山麓に広大な森林を持つ自然環境で、山麓のいたるところに湧水が存在している。これらの湧水は水質がよく簡易水道で飲料水として供給されている。利尻島鷲泊港から利尻富士登山道へと車で約10分走るとキャンプ場があり、そこから徒歩10分程度で甘露泉水がある。登山道は名水ポイントまでは軽装で行くことが可能です。
◆利尻郡利尻富士町鴛泊国有林 利尻山登山道3合目

★ 長寿乃泉水 利尻富士町

 利尻島内には名水ポイントのなかで特異な感じのする所が「長寿乃湧水」。理由は屋根上の看板だが利尻富士山麓の湧水の一つ。名前は北方の探検家、間宮林蔵が名付け親とのことらしいが。鷲泊から島内一周道を時計回りに進むと民宿の屋根上に大きな看板があるので見逃すことは無いだろう。水場は外見の派手な感じとは違い落ち着いた庭園風の雰囲気で良い感じです。水量も豊富な方です。
◆利尻郡利尻富士町鴛泊湾内 旅館雪国敷地内

★ 姫沼 利尻富士町

 姫沼は元々小さな複数の沼で湧水があり人工的に三つの沼を繋いで水位を調節して出来た沼という事を聞いたことが有る。そこにヒメマスを放流したので姫沼と言うとか。観光バスも訪れる所ですが観光客がいないときは静かな姫沼を満喫することができます。沼を一周する遊歩道を歩いてみましょう。入り口から80メートルほどの所に石枠で囲まれた様な湧水口が有ります。水量はそんなに多くは有りません。
◆利尻郡利尻富士町鴛泊湾内 姫沼遊歩道沿い

◆ ポン沼湖岸湧水 浜頓別町

 車では浜頓別市街より国道84号線に進み似達内手前で道道710号線に進むとやがて左側にポン沼遊歩道の駐車場が見えてくる。此処に車を止めて周遊道に入ってもいいが湧水の有るのは車で少し先のポン沼が展望出来る所まで行きましょう。ここから周遊道に入り進むと湖岸の砂礫帯から湧いている湧水を見ることが出来ます。ポン沼に注ぐ川は無く湧水が集まり川となってクッチャロ湖に注ぎます。湧水は飲用出来ません。
◆枝幸郡浜頓別町山軽

■ 平賀内川の湧水 中頓別町

 平賀内川は砂金の取れたボロノプリ山から流れ出る清流でヤマメ釣り師には知られた川でした。一年を通して水量が変わらず水温も安定している。当然渓流魚には最適な環境で、頓別側水系に釣行する時はいつもリストに挙げられている川の一つですが奥が深くで湧水が有ることは釣り人にもあまり知られていません。中頓別町の簡易水道に利用されていて、取水口より奥に立ち入るのは遠慮した方が良いでしょう。
◆枝幸郡中頓別町旭台

■ 白樺の泉 敏音知岳登山道 中頓別町

 中頓別町の敏音知岳登山道の途中には北海道の巨木100選に選ばれている根元から数本の幹が別れている千本シナの木がある。千本はオーバーな感じもするがそこを過ぎて気持ちのよいトドマツ林を抜けると、小さな穴からチョロチョロと湧き出ている湧水が「白樺の泉」。湧水量は以前と比べると少なくなっていて、昔のような水場ではなくなっているのが寂しいが。泉から先はシラカバ林となり登山道が頂上に向かって延びる。
◆枝幸郡中頓別町敏音知 敏音知岳登山道沿い

★ 常盤鉱泉 天塩川温泉 音威子府村

 鉱泉湧出の発見は大正初期。白亜系の断層に沿って湧出しているという国内でも珍しい鉱泉水に薬効が認められ昭和初期には「常盤鉱泉」として売られていたのが天塩川温泉のルーツ。昭和47年音威子府村が天塩川温泉を開設、近隣より多くの利用者が訪れている。飲用の鉱泉は浴場入り口手前に蛇口が用意されていて、飲用のほか持ち帰りにも利用されている。二日酔いや肝臓、糖尿病に効果あるということです。
◆中川郡音威子府村字咲来 天塩川温泉

■ 音威子府の湧水 音威子府村

 音威子府村は旭川と稚内のほぼ中間、国道40号線と275号線の分岐点にあり名産はソバと木工、その音威子府村役場から約2キロ、咲来交差点信号機より約2.5キロの清水の沢と言うところに湧き水ポイントがあるという。常磐鉱泉とちがいこちらは普通の湧水と言うことです。地図などには載っていないので地元の方に聞いて行かれるといいと思います。施設などは整備されていず自然の湧水のようです。
◆中川郡音威子府村

☆ 仁宇布の冷水 美深町

 美深町より道道美深雄武線を東に松山湿原へ向かい松山併用林道から、雨霧の滝方向へ逸れて約1.5km程の所に仁宇布の冷水が有ります。林道から湧水口への入口に看板があり約25m木道を辿ると二本のパイプから湧き出している湧水口です。仁宇布の冷水は美味しい水の全ての条件を備えたているという真夏でも6度の美味しい水です。ポリタンク族には木道の入口から歩くぶん厳しいが。もう一ヶ所は松山湿原登山道に有る湧き水、湿原の登山道に入り展望台を過ぎるとまもなく小さな湧き水が有り『不老の泉』という名前が付いています。

■ 下川町の湧水 下川町1の橋

 下川町一の橋を流れる名寄川に架かる旧国鉄の橋梁上流で川幅の狭まったところにテレケウシというところがありますが下川町には数少ないアイヌ伝承の地です。岩場に甌穴と思われる穴が何カ所か有りますが、それはサマイクルカムイという神様が跳んでぬかった足跡という。テレケウシの近くに良い感じの湧き水もあるので、くつろぎの場としても面白いが、渓相も素晴らしく釣りの方もこの辺では大いに楽しめそうです。
◆上川郡下川町一の橋

◆ パンケ川 下川町

 サケが産卵床に選ぶのは新鮮なわき水が出る場所、だから産卵は毎年同じ場所になる。下川町のパンケ川に架かる下パンケ橋の真下では昔からわき水があり、サケ遡上シーズンに橋の上から産卵シーンを見られます。婚姻色に染まった体を横にして尾びれで頻繁に川底をたたき、産卵床の準備が整うと、カップルが呼吸を合わせて産卵、受精。子孫を残した後、サケたちは自らの一生を終える感動的がみられます。
◆上川郡下川町下パンケ 下パンケ橋 桜ヶ丘公園付近

★ 五味温泉炭酸水 下川町

 下川町には「五味温泉」があり、そこには北海道では珍しい「炭酸水」を飲むことが出来ます。「炭酸水」なだけに口にすると普通の湧き水とは違った感触で甘みのないサイダーのような感じです。温泉の効能としては知られていますが、飲料用として利用できることはあまり知られていないようです。五味温泉の入口裏手に飲料用の炭酸水があるが、浴室にも飲用の蛇口があり入浴しながら同時に楽しむことも出来ます。
◆上川郡下川町桑の沢 五味温泉

■ 湧水の谷 下川町

 上名寄15線の湧水の谷にある泉で近くに樹高27m幹周255cm胸高直径81cmのカツラの大径木があり、他にもカツラの大径木が数本存在している。その大木に囲まれすり鉢状になった谷底に湧水地がある。下川町農村活性化センター「おうる」から国道239号線をはさんで向かい側へ進み、山裾に流れる小川沿いを辿ると好い。近くに見事なカツラがあるので迷うことは無いと思うが・・・片道30分ほどの道程です。

☆ 不動尊の霊水 士別市

 雲と羊の丘の入り口付近に「霊水山不動院」があり、不動尊の霊水があります。不動尊の霊水には伝承があり『大正時代、不治の病の男性の枕元に不動明王が立ち、汝の住居の西方の小山の中に小滝あり、その水を服用すべしと告げられ、その水を飲み続けた男性は全快し、滝の下にお堂を建てた』という。もとは小さい滝になっていたが、今はホースにすべて集められ水は汲みやすくなりましたが雰囲気は推して知るべし。
◆士別市南士別町1871 ふどう公園内

◆ 湯沢川 士別市朝日町南朝日

 朝日町南朝日のペンケヌカナンマップ川支流、湯沢川にはイオウ臭のする湧水があるということだ。ここでは湯沢石と言う多孔質な石灰質化学岩で水を良く吸い上げる性質を持っている石が見つかっている。この石は石灰岩がいったん溶解し、再び固結したものと考えられているが、このタイプは温泉が深く関わっている事が多いと言うことです。イオウ臭のする湧水はもしかすると昔の温泉の名残なのかもしれませんね。
◆上川郡朝日町南朝日 湯沢川上流

★ 白樺キャンプ場の水 岩尾内湖 士別市朝日町

 岩尾内湖畔の神社山公園内にあるキャンプ場の水。以前は此処に岩尾内観光ホテルがあり冷鉱泉が温泉として利用されていたが温泉は廃業しその忘れ形見の水だ。朝日町が浄化施設を設備しキャンプ場の水として利用できるようにしたので安心して飲めます。場内はオートキャンプ可能、何といっても予約無しの無料なのがうれしい。周辺にはテニスコートとログハウスあり。釣り、カヌー、ボートなどを楽しむことができる。
◆上川郡朝日町岩尾内湖畔 神社山公園内 白樺キャンプ場

★ 福原元気の出る水 和寒町字福原

 旭川市東鷹栖より道道251雨竜旭川線を進み維文峠を下った所の左側にある。スイス風の洒落た家の庭脇に湧水が引かれていて元気の出るモニュメントもある。家の前は小さな池があり大量の湧水が流れ込み虹鱒が遊んでいる。湧水は癖のないおいしさで、保健所や町役場のお墨付きの水で安心して飲めそうですね。個人の善意で作られている水場ですが、最近持ち主が変わったようで、水くみが続けられるのか不明。
◆和寒町福原 維文峠下


★ 安全な飲用水 ☆ 飲用可能、自己責任で ■ 飲用不明、自己責任で ◆ 飲用不可